AARの活動について
活動紹介
Author: Zitrone Published: 2020-04-14

はじめに

名古屋駅や栄の街に遊びに行くところを想像してみましょう。喫茶店に入ればJazzyなポップスや穏やかなchilloutが聴こえてくるだろうし、服屋はTechnoやEDMといった音楽で彩られています。屋内でなくても、貴方は街を歩きながらイヤホンで今流行りの曲を享受したりする、そういうことだってあり得ますね。これほど街が多種多様な音楽であふれるようになった原因の一つには、音楽機材の発達があるかもしれません。昔はクラブやホールなんかにわざわざ出向かない限りは音楽にそうそう触れられなかったはずです。人の代わりに演奏してくれるモノがたくさん作られ、街中に配置されていく、そうして音楽はごく身近なものになっていきました。さらに機器の進化は音楽の新しい可能性を開拓してくれます。リバーブ豊かなTranceも、シンセが縦横に暴れまわるDubstepも、こうした進歩がなければ生まれなかったはずです。そしてこれからも新鮮な世界が切り拓かれていくことでしょう。音楽の秘める夢は無限大です。

発足から今年で10周年、名古屋大学作曲サークルAnti-Aging Recordも音楽に関する様々な活動を行っています。主な活動は 作曲、それから DJ があります。

作曲活動について

私たちの活動としてまず挙げられるのが DTM(デスクトップミュージック:パソコンを使って音楽を作ればなんでもDTMになる) です。音楽機材としても有能なパソコンを武器に、各々が自由に作曲を行っています。作った音楽はアルバムとしてCDにまとめあげられ、春と秋の年に2回東京都内で開催される M3(音系・メディアミックス同人即売会)で頒布 されます。当然音楽を作るだけでCD制作はできないので、ジャケットをデザインする人やマスタリングをする人などの活躍も目立ちますね。M3の参加はAAR一大イベントの一つです。

作曲というと、一人で黙々と制作を続けるイメージが付きまといがちですが、AARは 音楽を作る人同士の交流が活発な点で特徴的 といえます。たとえば弊サークルでは、詳しい人から楽曲制作方法について話を聞く 作曲講座 が部会で不定期に開かれており、最近ではシンセサイザーの仕組みや使用方法について解説を行ったり、ポップスの作り方を教授したりする講座が開かれました。批評会 もしばしば行われていて、自分の作った曲を客観的に鑑賞してもらう貴重な機会となっています。特にM3の1,2か月前には 「中間発表」 があり、M3に曲を出す予定の人が集って作品を評し合います。こうした集いを通して、人から生の反応をもらうことはモチベーションを育むのに大いに役立ちます。もっとも実情を話すならば、批評会がなくても毎週誰かしらが、部会で自作品のちょっとした検討をしあっていますが。とにかく創作活動において、他人は自分にないエッセンスを必ず持っているものですし、新しい視野や技術を獲得するうえでとても有意義なイベントなので、是非参加してみてください。毎週水曜日 に部会が開かれ、大学構内に設けられている部室に集まっています。参加は自由です!

(㊙情報)部会のあとにはちょっとした食事会があります。sub部会のようなもので、大学近くの料理屋で中華料理を囲みながらの交流は非常に楽しいですよ。憧れの先輩から話を伺えるチャンスかも…。

作曲活動について、弊サークルAARの代表であるBeqqor(Ki-chan)君に話を伺いました。

Q. 日頃どんな音楽を作っていますか?
A.

雑食なので様々ですが、最近は主に音ゲーから発生した「ハードルネッサンス」というジャンルの楽曲を作っています。

Q. 作曲活動を始めたきっかけを教えてください
A.

Medlyというスマホアプリを友人から紹介してもらったのがきっかけです。無料で使える音源もクオリティが高く、簡単な操作で楽曲を作り上げられるので初心者でも楽しめるいいアプリでした。

Q. 作曲の楽しさを教えてください
A.

太鼓の達人を長年プレイしていた身として、「音ゲーマーが好きそうな配置」などを自分の手で生成できるのはとても楽しいです。後は、元々ピアノが好きな人間なので、ピアノのメロディを考えているとワクワクします。

Q. 新入生に一言
A.

いつのまにか代表にまでなってました…。打ち込める趣味があるのはとても充実しているなと感じられるので、ぜひ大学生から始めるライフワークとして作曲に取り組んでみて欲しいと思います。音楽の世界が広がりますよ!

【リンク】
DTM入門記事
DAWについて

DJについて

世の音楽活動は個人的挑戦に尽きず、必ずと言っていいほど演奏会が伴います。バンドサークルであればライブが行われ、ピアノサークルであればピアノの発表会が行われます。では作曲集団AARのいうところの「演奏会」とはなんでしょうか?

M3に並ぶ主たる活動に、DJ があります。作曲に比べると歴史は浅いとはいえ、人材や環境の面でもめざましい成長を遂げているのが事実です。名古屋大学では名大祭が毎年6月に行われますが、私たちは MTM(Mix The Music) というイベントを催し、大学構内に一つのクラブハウスのようなものを作り上げます。当然MTMでは音楽だけが主役ではなく、VJの活躍の場でもあります。さまざまなスキルが集約され、日頃触れている音楽を共有できる、AARにおけるメインイベントの一つです。12月には MTM Practice があります。ここではどちらかというと 「DJに触れてみる」ことが目的なので、初心者にとっても敷居は低いです。 

DJは個人の活動による部分が大きく、人によっては外部のイベントに参加することも多いです。たとえば他大学でもこうした催しは開かれているし、中にはプロのアーティストと共演した人もいます。要するにコミュニティの深さ広さも注目すべき点といえるでしょう。部室には 高品質のDJ機材が揃っており、練習場所としても機能しています。 DJに挑戦したり、彼らの流す音楽に酔いしれたりすることは、音楽的素養やセンスを磨くのに有効ですし、なにより 素敵な時間を過ごすことができます

DJ活動について、AAR副代表の2bnsn君に話を伺いました。

Q. DJってどんなことをするんですか
A.

簡単に言うと,音楽を選曲して流れを止めないように次の曲へ,次の曲へと繋げる人です. 大きなクラブで夜なよな有象無象を集めて盛り上げる,みたいなイメージが大きいですが, クラブに限らず自宅からインターネットにミックスを上げるのを中心に活動している人も多く,実は層は幅広いです. テクノやEDMといったクラブミュージックから,アニソン・ヒップホップ・ジャズ系などまで扱っている音楽もさまざまです 同じジャンルのDJをとってみても,DJごとに選曲やつなぎ方に特徴や癖があって面白いです.

Q. DJを始めたきっかけを教えてください
A.

最初に興味が湧いたのはAARに入ってすぐの名大祭です. AARは名大祭でMix The MusicというDJイベントを開いているのですが, そこで先輩たちが楽しそうに好きな曲を流しているのをみて楽しそうと思ったのがきっかけです. 1年生の冬ごろにAARでDJ練習会を開くよ〜と言われてDJを始めようと思い立ち,DDJ-400という機材を買って始めました.

Q. DJの楽しさを教えてください
A.

個人的には,自分の好きなジャンルをより多くの人に知ってもらえる機会が増えること,同じジャンルを好きな人を見つけられるようになることが大きいな,と思っています.作曲方面でもいい影響があって,選曲のために今まで以上に曲を聴くようになったことでいい音とそうでない音の区別がつきやすくなり,上達のスピードが上がったと思います.

Q. 新入生に一言
A.

同じ音楽を好きな仲間が増えるとやっぱり楽しいです.DJをやっているメンバーに声をかけてもらえれば何から始めればいいのか,みたいなところからでも教えてもらえると思うので,よかったらぜひ…

おわりに

ここまでAARの活動を紹介していきましたが、創作活動の重要な目的は、やはり 自己表現の可能性を解放していくことにある と思います。音楽の周辺でどうすればよりよい曲が作れるかを試行錯誤しながら、仲間と共に成長していく時間は、サークル活動として以上に大切でありこの上なく楽しいものです。これから音楽を始めたい、音楽活動の幅を広げたいという新入生、私たちと一緒に歩んでいきませんか? We are AAR!!